「あれの・・・っ、どこが・・・!
ゆっくりなのよ・・・!
私・・・っ高校入ってから部活してないから・・・!
体力無いんだからね・・・っ!」



私は息切れしながらも、なんとか言い返した。



「何で体力無いのをそんな自慢気に言うんだよ。」



珍しく橋口がまともにツッこんできた。



「う、うるさい!
てか、そろそろ手離してよ!」



「え〜どうしよっかな〜。
あ!じゃあ、キスしてくれたら離してあげる。」



はあ!?



「嫌に決まってんでしょ!!」



「いーじゃん、しよーぜ。」



橋口が顔を近づけてきた。



「ちょ、近い!離れてよ!」



「近づかなきゃキスできねぇだろ?」



橋口が更に近づいてきた。



えっ、やだやだ!



こいつ、本気でする気・・・!?