「あはははー。
毎朝遅刻ギリギリの時間に起きるから化粧する暇なんて無いのー。
女子力低くてごめんねー。」
私はすっごい嫌味たっぷりに言った。
てか、私は橋口があんまり好きじゃないから、できるものなら喋りたくないのに。
「あ、別にスッピンだと女子力低いって意味じゃなくて!
岡野、スッピンなのに可愛いなーって思っただけ。」
「え?」
え、ええええええええ!!!
私はいきなり褒められて、すごいビックリした。
やばい。ちょっと照れる。
「お、お世辞言わなくていいよ〜。
あははは〜。」
私は照れを笑ってごまかした。
「いや、本当だって。
俺、お世辞とか言わねぇもん。」
ちょ、そんなマジな顔で言わないでよ。
結構ガチで照れるじゃん。
落ち着くんだ、私!
これは橋口の、女を口説く常套手段なのかもしれないよ!
