その日から俺は仕事の合間や行き帰りを装い彼女の部屋の前を黒猫のまま通りすぎた。 もう滅多にあえないだろう…と諦めてはいたものの案外…1日に一度は彼女が自分に気づいて窓から笑顔をのぞかせた。 なんだか猫のくせに…ツンとした姿勢でその姿をチラリと見て通りすぎるだけのやりとりだがなぜたか恒例の日課になりつつあった。