「琥珀~」 「どうしたの?」 「あたし達、見てるだけしか出来ないの~?」 「地上にもいけるよ?」 「そうじゃ無いんだよ~」 「あ、ほら、見て。物語が話が始まるよ?」 其の壱 魔女の世界 「黄彗~(キスイ)!あ~そ~ぼ~!」 下から聞こえる女の子の声。 「青彗(セイスイ)!」 俺、黄彗の隣の家に住む幼なじみ、青彗。 明るく、千年に一度の逸材と言われるほどの 魔女。 俺は青彗に並ぶ位の魔法使い。 ま、青彗にはかなわねぇがな。