「琥珀」

翡翠がいきなり呼ぶ。

いやな予感・・・・。

「なに?」

「帰ろ~」

やっぱり。

翡翠の我が儘だ。

「えぇ!?翡翠、あきたの!?」

「てか、疲れた」

「まだ、二カ所目なのに?」

「うん。また今度探そ!」

また今度って・・・・。

「もぅ。しょうがないなぁ・・・・」

今回はここまで。

「さっきの世界はどうだった?」

「happyendかbatendかよく分かんなかった」

「そうですか」

・・・・いや、

「happyendじゃないの?」

「batendにも見えた」

「そう」

こんな感じで、旅は突然、終わりを告げたのでした。