flowergirls library Ⅲ


メルィラは少し驚いたようだけど、すぐに微笑んで、

「そうだよ」

といった。

「ふぅん。不思議だな~。人間って」

「そうかな?」

「だって、他の日とあまり変わんないじゃん」

そう言うと、ちょっと困ったみたいで、苦笑いした。

「・・・・君には難しかったかな?」

私は一生懸命考えている。

「・・・・これは、あくまでも僕の持論だけど・・・・人間は命の大切さを、そうやって伝えていくんじゃないかな?」

「命の大切さを?」

コクリとメルィラは頷いた。

「聞くところによると、子供を産むのは命懸けなんだって。だから・・・・やっているんじゃないかな?」

・・・・ふぅん。やっぱ、人間って、

「変わってるよね」

「そうかなぁ?」

私たちは顔を見合わせた。

「・・・・あはは!ヤバい!めっちゃくだらない!くだらなすぎる!あはは!」

私が笑うと、メルィラも、

「ホントだ!くだらないね!あはは!」

しばらく、笑い続けた。