「どうかなさいましたか?」
「・・・・君、あの人の元でどんな風な生活してたの?」
「・・・・はい。私は、宛名の知らない人のメールを読んで一日が始まります。起きたらまず、掃除、料理、洗濯、接待、また掃除、料理。だいたいやることはそれだけです」
「・・・・奴隷みたいだ」
2人はまた、唖然としていた。
「マスターの命令は絶対ですから」
人間は随分表情が変わる。
「ねぇ、君、所々、軋んでない?」
「結構ガタがきています。このまま生活していれば、私は、手足の動かせないただのゴミになり果てます」
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