ドタドタドタッ!

バンッ!

「起きてんだろ!?サッサと仕事しろ!お客様が来るんだよ!」

「ハイ。マスター」

朝から怒鳴り込んでくるこの人は、

今の私の所有者(マスター)。

「ほら、これを着ろ!」

マスターが出したのはメイド服。

私の唯一の服であり、制服だ。

今着ている、メイド服はだいぶくたびれているので、着替えろとの御命令。

私はマスターに逆らえない。

機会人形はマスターに従わなければならない。

どんなに危険な仕事でも、

どんなに踏みつぶされても、

どんなに・・・・わいせつ的な行為だとしても。