flowergirls library Ⅲ


「やっほー☆彡」

「・・・・せ、青彗!?なんで!?」

僕を指して、驚いている。

「マジック大~成~功~」

パチパチと拍手をする水彗が棒読みになっている。

「いぇー☆彡」

ピースしてみる。

「・・・・青彗・・・・だよな?」

「そーだよ!黄彗!お久しぶり!」

「水彗・・・・青彗はなかなか起きないハズなんだけど?」

「あぁ。だから、おぶってきた。てか、おぶった途端に起きやがったよ。コイツ」

「ご苦労様。てか、なんで青彗連れてきたんだよ?」

水彗は溜息をついた。

「・・・・青彗な、お前がいなくなったとたんに引き籠もりになったんだよ」

「まじか!青彗・・・・おいで~」

黄彗が手招きしている。

「・・・・水彗・・・・」

「いって来いよ。ちょっと、散歩してるから」

水彗はそういい残して洞窟を出て行った。

「・・・・青彗?どうしたの?」

僕は、戸惑っていた。

黄彗に、殺しては無くとも、あんな事をしてしまったのだ。

「・・・・青彗。一応、言っとくが・・・・俺は怒ってねーよ?」

「・・・・ッ!?」

「いや、『なんで分かった!?』って顔すんなよ・・・・分かりやす過ぎなんだよ」

「・・・・だって・・・・僕、あんな事を・・・・」

「誰だって怒るさ。人形だって気付かないように作ったし。上級者が見てもわかんねーよ」