「やっほー☆彡」
「・・・・せ、青彗!?なんで!?」
僕を指して、驚いている。
「マジック大~成~功~」
パチパチと拍手をする水彗が棒読みになっている。
「いぇー☆彡」
ピースしてみる。
「・・・・青彗・・・・だよな?」
「そーだよ!黄彗!お久しぶり!」
「水彗・・・・青彗はなかなか起きないハズなんだけど?」
「あぁ。だから、おぶってきた。てか、おぶった途端に起きやがったよ。コイツ」
「ご苦労様。てか、なんで青彗連れてきたんだよ?」
水彗は溜息をついた。
「・・・・青彗な、お前がいなくなったとたんに引き籠もりになったんだよ」
「まじか!青彗・・・・おいで~」
黄彗が手招きしている。
「・・・・水彗・・・・」
「いって来いよ。ちょっと、散歩してるから」
水彗はそういい残して洞窟を出て行った。
「・・・・青彗?どうしたの?」
僕は、戸惑っていた。
黄彗に、殺しては無くとも、あんな事をしてしまったのだ。
「・・・・青彗。一応、言っとくが・・・・俺は怒ってねーよ?」
「・・・・ッ!?」
「いや、『なんで分かった!?』って顔すんなよ・・・・分かりやす過ぎなんだよ」
「・・・・だって・・・・僕、あんな事を・・・・」
「誰だって怒るさ。人形だって気付かないように作ったし。上級者が見てもわかんねーよ」


