flowergirls library Ⅲ


「たっのしー!すげーすげー!」

「女の子なのに・・・・すげーって・・・・」

水彗が呆れたように呟いている。

「なんか文句あんの?」

少し、睨んでみた。

「別に」

素っ気ないなぁ。水彗は。

「着くぞ」

世界の中心と言われる、天まであると言われる魔法樹。

「あの木の下?」

「そうだよ」

あの木の下。つまり、魔物も沢山いるわけで。

「あんな危険なところに?」

「今は違う。黄彗がいるからな」

自慢気に言う。