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「・・・・青彗・・・・青彗!」
ユサユサと揺らさせる。
「・・・・ん?水・・・・彗?」
「時間だ。行くぞ」
窓を指差した。
「・・・・ん。分かった・・・・」
眠い目を擦った。
「・・・・大丈夫か?」
「・・・・だい・・・・じょう・・・・ぶ・・・・だよぉ」
「眠そうだが?」
心配そうに見てくる。
「・・・・今日は、止めておくか?」
「・・・・やだぁっ!いくのぉ!」
水彗の服の裾を引っ張る。
「・・・・ハァ・・・・ほら、おぶってやる。乗れ」
背中を向けて跪いた。
「・・・・ぅ」
言われるがままに背中に乗った。
「よっ・・・・て、めっちゃ軽いんだけど・・・・」
水彗は年上だから、当たり前だけど・・・・、
「うわぁ!たかぁい!」
一気に目が覚めた。
「目ェ醒めたんなら自分でいけよ」
「やーだよー!さー!いっけー!」
「はいはい」
「しゅっぱつしんこー!」
バシュッ!
僕らは夜空に飛び出した。


