flowergirls library Ⅲ


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「・・・・青彗・・・・青彗!」

ユサユサと揺らさせる。

「・・・・ん?水・・・・彗?」

「時間だ。行くぞ」

窓を指差した。

「・・・・ん。分かった・・・・」

眠い目を擦った。

「・・・・大丈夫か?」

「・・・・だい・・・・じょう・・・・ぶ・・・・だよぉ」

「眠そうだが?」

心配そうに見てくる。

「・・・・今日は、止めておくか?」

「・・・・やだぁっ!いくのぉ!」

水彗の服の裾を引っ張る。

「・・・・ハァ・・・・ほら、おぶってやる。乗れ」

背中を向けて跪いた。

「・・・・ぅ」

言われるがままに背中に乗った。

「よっ・・・・て、めっちゃ軽いんだけど・・・・」

水彗は年上だから、当たり前だけど・・・・、

「うわぁ!たかぁい!」

一気に目が覚めた。

「目ェ醒めたんなら自分でいけよ」

「やーだよー!さー!いっけー!」

「はいはい」

「しゅっぱつしんこー!」

バシュッ!

僕らは夜空に飛び出した。