青彗side

「黄彗・・・・」

ワッと辺りが騒いだ。

「凄い!」

「流石!」

なんて言葉が聞こえてくる。

その言葉は右から左へ流れた。

僕は走って帰った。

そして、ベッドに倒れ込んだ。

「黄彗・・・・黄彗ぃ・・・・」

行かないで。

独りにしないでよ・・・・。

寂しいよ・・・・。

黄彗以外の友達はいらないから・・・・。

帰ってきてよぉ・・・・。

部屋で独り、泣きじゃくっていた。