「ムリだ!恥ずかしい!」


「…服脱がされて肩にされる方が恥ずかしい。」



自転車を止めていたスタンドを蹴って、また転がしながら歩き始める瞬の背中に手をトンッと当てて笑う。


ん?と言いながら振り返る顔に、背伸びして唇をつけた。


瞬の唇に。



「なっ、なっ…!」