しびれるように熱くなっていく、瞬に触られた場所。


「今度は、“キス”だった!?」


今日は、瞬の照れた顔をよく見る日だな。


あたしはブラウスのボタンをかけなおして、クスクスと小さく笑う。



「“ちゅー寄りキス”だった。」


「え!? あれでもちゅーに近い!?」


「うん。てか、もう唇にしちゃえばいいじゃん」


あたしの言葉にうーん…と唸って、首を横に振った。