【完】ちゅーよりキス



近づいてくる顔に、思わず目を瞑ると、頬に柔らかくて、少し冷たい唇の感触


…頬?


「え?ちょ、ちょっと待って」


「うはぁー!!き、緊張したー!!なに!?」


緊張したの…?あれで?


なに!?ってキレられても…。



ていうか……


「今のは“ちゅー”だよね?」


「えっ?」


「いや、だから、“キス”っていうより“ちゅー”だよね?」


あたしが自分の頬を指差して笑うと、街灯に照らされた瞬の顔は真っ赤だった。