けど……

切り替えるって言っても話すこと無いなー

って考えてるうちにこんな所まで来っちゃった…

「じゃ、あたしはここで!
ばいば~い♪渚!りょー君♪」

「う、うん!ばいばーい!」

さて、どうしよう……

涼と私の家が近所だからな…
と、とにかく話題を!

「あ、あのさ!」
「あ、あのさ!」

え!?

一緒のタイミングで声かけちゃった汗

「あ、ごめん…
先に言っていいよ…
ど、どうしたの?」

緊張する…

「あ、あー悪い…」
「1つ聞きたい事があるんだけど……」

え、なんだろう……

「な、なに?」

「なんで、俺のこと……振ったんだ?」

え!?
なんて直球な事聞いてくるのよ!汗

「そ、それは…」

ごめん、涼……

「りょ、涼の事を恋愛対象として見れないから……」
ホント、ごめん……


「てことは……俺の事嫌いじゃないんだな?」

え!?

「う、うん……」

ガシッ

え!?
急に手首掴んで壁に追いやらないでよ。
「な、なにすんの!?」

「ふっ…お前、顔真っ赤だな…」

へ!?う、うそ!?

「な、なってないもん!
てか、手話してよー!」
恥ずかしいじゃん…

「あ、悪い……
痛かったか?」

「あ、ううん。大丈夫……」

心配してくれたんだ…
嬉しい。

ってバカ!
真奈の事応援するって言ったくせに!

はぁ…
真奈には絶対、言えないなー…

「じゃ、ばいばい!」


「あ、ああ…じゃあな!」


がチャッ

「ただいま~」

「おかえりー。ご飯の準備できてるからね~」


「はーい。」


はぁ~

真奈にまた秘密ができちゃった……

ごめんね……
真奈……