卒業式の日、私は何も見えなくなった。
彼から言われた言葉。………すきだ
その一言で、凍り付いていた私の心は少しずつ溶けていった。
これがずっと言われたかった言葉。小5の時からずっと。
私は周りが見えないぐらい泣いていた。私も………すき………これだけを言うのが精一杯だった。
そんなことから数日。私達は中学生になった。そこには


笑顔が待っていた。