一緒に話しているのは、ショートカットの黒髪で可愛らしい先輩…



ん…?下山萌香先輩かな。





「うわっ、下山先輩じゃん!」

そう言ったのは佳代だった。
顔を引きつらしている。



「やっぱり?」


「あたし、あの先輩嫌いだな!」


佳代が言うのもわかる。
あの場面を見たからかもしれないけど、男扱いが上手そうな顔をしている。


何人の男を落としてきたのだろう?



柚菜はそんなことを考えながら、目を背けた。