Dear.My Heart

「俺、ずっと前から好きな奴がいるんだ」




稔はゆっくり話し始めた。

柚菜は布団の中で声を殺しながら泣いている。








「1回告ったんだけど、フラれちまってさ。…諦めることさえ出来ないでいた」






そんな話、聞きたくないよ。
どうしてこんな時に話すの?






柚菜は目をギュッと閉じた。






「けど、お前に出会って変わったんだ。そいつのことを考えなくなった…、」