Dear.My Heart

「何でもないって」

俺は苦笑いをし、彼女の横を横切ろうとした。



下山萌香は小学校からの幼馴染で、俺の想い人だ。

しかし俺は、1度萌香にフラれている。
今でも大切な存在だ。



「そう?…ま、元気だしなさいよ!」

そう言って萌香は俺の肩を叩いた。


きっと悪気はないのだろう。
一切俺の気持ちなど考えてない。



「ああ。」


萌香は笑顔を見せ、走って行った。
俺はその姿を目で追っていた。
いつもお前しか見ていなかった。




そんな時、柚菜に出逢ったのだ。
彼女は俺を変えてくれた。




萌香のことを考えることが少なくなったんだ。