Dear.My Heart

「あたし、……先輩が、好きです」



柚菜の口から出た震えた声。
その声を聞いて、正直俺はあせった。



嫌じゃなかったんだ。
どちらかと言うと嬉しかった。





一生懸命伝える柚菜の気持ちを俺は踏みにじったのだ。
気が付くと頭が真っ白で、ベランダから出ていた。






「稔、どうしたの…?」

ふと顔を上げると、心配そうに覗き込む女の子がいた。
                        …萌香だ。