Dear.My Heart

柚菜は稔を見つめた。

視線に気付いたのだろう、稔は少し照れながらこっちを見た。





「先輩、…」

「ん?」




柚菜は決意を固め、再び口を開いた。








「あたし、……先輩のことが、好きです…。」





震える声にして漏れた、柚菜の気持ち。
その声は、はっきりと稔の耳に届いた。






稔は柚菜から目を離した。





全身を震わせながら、柚菜も目を離した。

そして唇を噛み締め、溢れる想いを抑えた。