Dear.My Heart

「遅せーよ、」


稔は置いてあった荷物を退かし、柚菜の席を空けた。






「ごめんなさい!!」


「時間まだあるし、別にいいよ。」



3年の女が笑顔で柚菜に話し掛けた。






――――は?

なんであんた居んの?
しかも先輩だからって馴れ馴れしいな。

稔先輩と近いよ、近づくなって。

だいたいあんたとは待ち合わせしてないから!!





柚菜は心の中で怒り、本人の前では苦笑いした。




「あ!私、大野真理。クラスマッチ一緒だからよろしくネ~」
「はあ。」


そして、とりあえず席に座った。