Dear.My Heart

目が覚めると、辺りは静まっていた。
隣から寝息が聞こえ、柚菜はハッとした。




あたし…あのまま寝ちゃったんだ!!
どうしよう、先輩暇だったよね?






柚菜は申し訳ない気持ちでいっぱいになり、姿勢を戻した。





時計を確認すると、11時と表示されていた。






車内に話し声はなかった。
きっとみんな寝ちゃったのだろう。