Dear.My Heart

「先輩が、学校で待ってるんだって!!」


柚菜がそう言うと、佳代は目を輝かせた。


「ほんと!!杉田先輩もいるじゃん!?」



いるという確信はなかったが、一応柚菜は頷いた。





「うん!!…それより、今日って特別な行事ないよね??」




合宿自体が特別な行事だが、その中にまた行事がめり込まれているのだ。



お姉ちゃんの話によると、結構疲れるらしい。





「今日は…自由時間が夕食の時まであって、その後はずーっと勉強!」



佳代の表情の変化を、柚菜は楽しんでいた。





笑ったと思うと悲しんだり…
佳代といると飽きないなぁ。





そうしているうちに、2人は学校に着いた。