柚菜はエレベータで降り、オートロックの自動ドアを通り抜けた。
そしてそのまま、佳代の家へと向かった。




柚菜の家と佳代の家は、直線距離で100mぐらいだ。
そこのスーパーを右に横切って、少し歩くと佳代の家がある。







柚菜はポケットから携帯を取り出し、時間を確認した。





7時50分―――。
ちょうどいい時間だった。