Dear.My Heart

「ねぇ。」



ふと我に返ると、目の前に誰かがいた。





柚菜の目に映ったのは、下山萌香だった…
かなり機嫌が悪そうな顔で柚菜を見ている。



さっき嫌な態度をとったからだろうか、






「何ですか」

「話しあるんだけど…」



萌香はそう言うと柚菜の腕を掴み、人気の少ない場所へと引っ張っていった。


柚菜は軽く抵抗しつつも、萌香について行った。