Dear.My Heart

「あれ~、柚菜じゃん!!」


後ろから呼ばれ、2人は振り向いた。




「隼人…」




隼人は同じ3年の男子と並んでいた。




少しこわめの先輩と目が合い、柚菜は怯えながらもお辞儀をした。


すると、その先輩は無邪気な笑顔を見せたのだ。







「お前、これやんの?」



隼人は柚菜が持っているピンクのロウソクを指差した。
彼らも片手にロウソクを持っていた。




そして何故か隼人だけ、ピンクのロウソク…