Dear.My Heart

曇りガラスの向こうには、そっと照らす真っ赤な夕日。
小屋の中は薄暗く、稔はランプをつけた。



時刻は6時ぐらいだろう。
2人は空腹を隠せなかった。







「お腹、減ったね…」
「馬鹿。言うと余計に減るんだよ」





床に寝そべる2人…
外からは鳥の囀りが聞こえる。





もうクラスマッチは終わったのだろう、辺りは静かだった。