Dear.My Heart

「え……そっか。ってかここ、去年見つけたんだ」






稔は反対側に首を向けた。
そしてその先には、小さな小屋があった。



この場所に不似合な結構きれいな木造ハウス。
柚菜は興味を示した。





「すごいっ…ここならサボれるじゃん」



稔は結局それかよという目で見た。

学校が嫌い。というか勉強が嫌いな柚菜にとって、そこは最高な場所だった。