Dear.My Heart

｢せ､先輩っ｣



柚菜は急いで体制を戻した。

そんな彼女を見て､稔は笑った。





｢こんなとこにいたのかよ､探したんだぞ？｣



そう言うと､柚菜の隣に座った。
柚菜はまだ不機嫌そうにしている。




｢先輩だって､楽しそうに話してたじゃん。｣

｢何､ヤキモチ？｣



稔は顔を覗き込ませた。
恥ずかしくなり､柚菜は目をそらした。



｢違います！｣