Dear.My Heart

「浅川っていつもテンション高いよねー」



佳代はハチマキを外しながら言った。



慧介はカッコいいというか可愛い感じだ。

佳代にとっては興味がないのだろう。






「うん、」



柚菜は首を真後ろに曲げた。



逆さになった世界と共に目に映ったのは、柚菜が会いたいと思っている稔だった。