「桃…?掃除いこ~…あ!
有希じゃん!
何?何!あたしも混ぜてー!」


すると桃湖はにっこりと笑った。
「いいよ!真由希もやろう!こうやって踏み付けるんだよ~」
と、有希の首筋を上履きのまま踏んでいた。

グリグリと、とても痛そうだ。

「じゃあ次真由希!」
と、桃湖が言った。

「やっ…!真由希ちゃん!やめっ…!」

有希の一言に、キレた。

「は…?
意味分かんないし。有希みたいな奴といると、あたしたちまで先輩に睨まれるんだけど。
人に助けを求める前にそのスカートと髪型、メイクをどうにかしたら?
まともになったら助けてあげるよ。
…まぁ到底無理だろうけどね。」


「真由希の言う通りだよ!
ホント、こっちに被害が出たらどうする気?
明日何も分かってないのなら…分かってるよね?」


桃湖は、有希に怒りの混じった笑みを向けた。