「まだ、2日目だよ?そんなんで大丈夫なの?」



私が言える立場ではないけどね。


「大丈夫だよ。俺、頭はいいから」



何それ。
すっごく嫌みだよね。


「そんなこと言って」


口だけのパターン多いよね。



「本当だよ。俺、入試順位1位だから」



と、言いながらポケットから何やら紙を取り出す湯川くん。



見せられたのは、入試100点満点中99点と書かれ、その横に1位と書かれた紙。




「えっ!ウソ…すごい」



後一点で満点だし。






「だから、いーの。こんくらい」



だからいいとは思わないけど。


何だか文句言えなくなった。