「あ!そんなことよりさ!!」
えりが、携帯のボタンを数回押し画面を私に見せてきた。
写っていたのはクラス表…
「同じクラス!?」
そこには2組と書かれた下に私とえりの名前が書かれていた。
えりが私に抱きついてきた。
「やばくなーい?これで四年間一緒!ママにもこれ送る!」
私も嬉しくて、その写真を私の携帯にも送ってもらった。
少し不安だったけど、えりも同じだし大丈夫!
私とえりは湯川くんのことを忘れて2組へと向かった。
「知らない子ばっかりだねぇ」
当たり前だけど。
私とえりの中学から、この北高に来たのは私とえりだけだから。
8時30分になると、もう大半の生徒が教室にいた。
私とえりも自分の席に座った。
担任の先生はどんな人だろう。
とか、そんなことばかり話してる生徒。
その、担任の先生が入ってきた。
男の先生だった。
よくいそうな先生。
特に厳しそうでもなく優しそうな先生。
けど、若く顔も悪くないから女子受けは良さそう。
ガラッ
担任の先生より遅れて入ってきた生徒にクラス全員の視線が集まる。
だるそうに入ってきたのは、なんと湯川くん。
私やえりと同じくらいにいたのにどうしてこんなに遅いんだろう?
「入学早々遅刻か?」
先生が湯川くんに聞く。
「遅刻じゃないっすよ。黒染めしろって止められただけっす」
湯川くんは何でもないように私の隣の席に座った。
あ、隣なんだ…
湯川と吉田だもんね。

