「っ…だ、大丈夫だよ。」





むしろ今の揺さぶりのダメージの方が大きいよ…!





「本当?」

「う、うん…。」





私が答えると友達は安心したのかもう一度私に謝って元の場所に戻った。


私もその後特に気にせずに続けた。



が……それから少しして頭が痛くなってきた。






「(っ……頭、痛い。)」





少し顔をしかめる。


そんな私の様子にさっきボールを私に当てた友達が再び近寄ってきた。





「陽菜ちゃん…。大丈夫?顔色悪いよ?」

「え?そう、かな…。こんなの日常茶飯事だから大丈夫‼︎」

「て、でも…。」

「私、結構丈夫にできてるから心配いらないよ。だから…気に…し、な………。」





気にしないでと言おうとしたら途中から急激に体が重く感じた。