「こ、この服可愛いですよね!?」

「違う、服じゃなくて・・・陽菜の事だ。」




和輝先輩にハッキリとそう言われて顔がもっと赤くなってしまう。


もし、ここで・・・私が告白したらどうなるんだろう?



見えない未来に怖くなる。


でも、今しか機会はない気もする・・・。


私は、真っ赤な顔をしながら口を開いた。




「わ、私・・・先輩の事が・・・・・・。」




好きです!


そう、言おうとした時・・・廊下から誰かの声が聞こえた。


そして、その声は大きくなって近づいてくる。



え、もしかしてこの教室に入ってくるの!?



先輩と二人きりの姿を見られたら何を言われるか分からない・・・。


私はビックリしていると、先輩は私の手を取って奥にある実験用に用意された大きな机の下にもぐりこんだ。


そこは、机の下が見えない仕組みになっているから私達の姿は見えない。