私の写真が何に利用価値があるの・・・?
疑問に思いながら大人しくしていると部長がニコッと笑った。
「じゃ、陽菜・・・働いてもらうよ!」
「う、どうして私なんですか?」
私意外にもたくさん部員はいる。
だから、いきなり呼んだ私じゃなくてもいいと思うのに・・・。
「そんなの、陽菜が可愛いからに決まってるでしょ。」
「はい?」
「陽菜が軽い悩殺ポーズでもやればお客さんなんてわんさか来る!
だから、こういう表に出るのは陽菜の役目って決まってるの。」
それは、いつ決まったんですか?とすごく言いたい。
そもそも、本人のいない所で勝手に話を進めないで欲しいです。
「ということで、レッツ、ゴー!!」
やけにテンションの高い部長に不安になりながら私は恥ずかしいのを我慢して外に出た。
一生、部長を恨んでやる・・・。
そう静かに思って・・・・・・。


