私は着替えた自分の姿を鏡で見て、これから起きることを考えた。


出来ないって部長に言いたい!



でも、そんなことしたら・・・・・・どんな目に合うか分からないし。



部長の笑顔が頭の中に浮かんで身震いしていると、ドアが開く音がした。


そして、次の瞬間・・・・・・。




「陽菜・・・可愛い~~~~~~~♪」




部長がものすごい勢いで抱きついてきた。


部長・・・苦しいです。



声に出せない気持ちを思っていると、部長は徐にカメラを出した。




「な、何を・・・。」




してるんですか!?と言おうとしたらパシャパシャとシャッターを切る音が聞こえた。




や、止めてぇ~~~~~~~!!






「いや~、絶景だよ・・・陽菜☆」

「な、何が絶景なんですか!?
カメラ、しまってください!!」

「それは、駄目だよ。
後々これは色々と利用価値が高いものになるからね。」




何か企んだ顔をしている部長に何を言っても無駄だと考えた私は無駄な抵抗は諦めた。