陽菜Side



いよいよ、文化祭当日になった。


か、和輝先輩にまず会いに行って今日一緒に回ってくださいって言わないと!



この日の為に友華に髪の毛も可愛く巻いてもらったし・・・。


親友の友華に感謝しながら私は三年生の廊下を歩く。



すると、急に私を呼ぶ声が後ろから聞こえた。




「陽菜~~~~~!!」




大きな声で呼ばれて私は声の持ち主が誰なのか直ぐに分かった。


そして、振り返ると案の定予想した人物が立っていた。




「どうしたんですか・・・部長?」




私は大声で名前を呼ばれたことが恥ずかしくて少しとげとげしく言う。


すると、部長はいきなり抱きついてきた。




「きゃっ!?」

「今日の陽菜、いつも以上に可愛くオシャレさんだねぇ~♪」




ニヤニヤとしながら言う部長に顔が赤くなる。