「乙女?」


光ははご飯を口に運ぶ手を止めて顔を見合わせて笑った。


「どこに乙女がいるんだよ?」


なっ!?


「ここにいるでしょうが!あんたのめ・の・ま・え!」


私は“目の前”を強調してどかっとイスに腰かけた。

そして右手で箸をもって、目玉焼きを口に運ぶ。


ん~とろっとろの半熟、おいし☆