加えて私は一人っ子。


だから、必然的に残りはこいつらのものだということになる。


「あら、葵。別にいいじゃない。ていうかあんたまた光君殴ったんだってね?」

お母さんが醤油を手に、キッチンからでてくる。


「だって、普通ありえなくないっ!?年頃の乙女の部屋に勝手に入ってくるなんてっっ」