「…ふぅ」


家に着いたのは10時を回ろうとしていた
幸い親は仕事でいなかったので遅くなってもばれない



なんか、疲れた



そう独白に吐いた



身体的な疲れはもちろんのこと精神的にも疲れた
夏樹のことは好きだ、大好き
でも、なんだか一緒にいた後に必ず疲れがドッと来る


一緒にいるときは幸せなのにな



私は夏樹が大好きだ
いつからと言われればはじめて見た時から

一目惚れというやつだ


自分が一目惚れ何て絶対ありえないと思っていたのにこんなに苦しいほど夏樹に恋をしてしまった


今更ながらに後悔



好きにならなかったらこんなに辛い思いなんてしなかったのにな…



彼女がいる人が好きで好きで手を出しちゃうなんて私相当狂ってる



まあ、でも夏樹も大概狂ってるけど


いや夏樹だけじゃない
この関係に関わっている人物達は気が狂っているのだ



でなければこんな危うい関係を続けるなんて常識外れた