「明日メロンパンおごれよな」


あっ、そういうことね……

ちょっと身構えた私がバカみたい……


「お前、なんか変なことされると思っただろ」


陽太はイタズラな笑みを浮かべている


「お、思ってないし!
ほら、早く帰んないと遅れるって! 」


そう言って、私たちは教室を後にし、
自転車に2人乗りして(本当はダメだけど……)
家まで帰った。