「陽太、なんでいんの??」


だって、普通はまだ部活の時間……


「なんでって、部活終わったからに決まってんだろ。」


えっ??
えーーーーーっ!

私、いつの間にか寝てた!

外を見ると日が傾き始めている

残っているのはどうやら私たちだけらしい……


「い、今何時??」

「6時30分だけど??」

「えーーーーーっ!」


ヤバい!ヤバい!
今日は、今日は……。


私は机の上に広がっていたテストや教科書を急いでカバンに詰めた