そんな私の反応を楽しむように、新条先生はどんどんこっちに近づいてくる。

私は思わず後ずさりして逃げるが、壁側に追いやられてしまった。

色っぽい目で私を見つめてくる先生。

先生の整った顔がどんどん近づいてくる。


えっ、ちょ、ちょっと!

先生は私のおでこに自分のおでこをくっつけてきた。

近すぎないですか!?


今まで彼氏が一人もいなかった私。
もちろんこんな経験も初めてなわけで……
もう、私の頭はパンクしそう。


「キスしてほしい??」


はぁ??
いきなりなに言ってんの、この人は!

そんな近くで言われたらドキドキで壊れちゃうよ。

新条先生は顔を真っ赤にしている私を見て楽しんでる様子。