「あのね、廉司の笑顔を見るとあたしも嬉しくて。
学校で会えないと悲しくなる。
他の女の子と話して、笑顔向けてるの見ると悲しくなる」
言った瞬間、笑いだす二人。あたしには不思議でしょうがない。
「何で笑うの!?」
「だって、そんなん、廉司が好き~って言ってるようなもんじゃん!!」
あはっあははっ!!って笑う愛歌。
「美歌ってそんな天然鈍感だっけ?」
うふふって笑う舞歌。
「いや、天然鈍感じゃないから。しかも、何で好きになるの??」
「じゃ、奏飛が他の女の子と話してるの見ると苦しくなる?」
「なんない」
「じゃあ何で廉司だけそんな特別な気持ちになるの??」


