「仕事は手伝える分は手伝うけど…」 「その他は俺がなんとかする」 生徒会室に重たい空気が流れる。 「寂しくないの、平気そうな顔して」 泣きそうな顔で由美奈が呟いた。 「寂しいよ…、今すぐにでも泣きそうなぐらい。 でも、離れていく側より、離れていかれる側の方が辛いでしょ。 私とコウは由美奈達より悲しそうな顔する権利ない」