「どうしたの?」 後ろ手にドアを閉めながら、 机に突っ伏しているコウに呆れた声で話しかける。 「れー…俺、どうしよ?」 「いや、聞かれてもね?何もわかんないよ?」 何の説明のなく、聞かれたレイ。 苦笑いしつつ、コウに近づく。 「話して?」 「ん…」 机から顔をあげてレイを見る。 ふうっ、とひと呼吸をおいてから話し始める。