「じんくーん、しゅんくーん!!!
きゃー♡今日もかっこいい」

なんでこんなに女って寄ってくるんだよ。舜も愛想良く手振ってんじゃねーよ。

俺は女の中から抜けようと思ったら…

ドンッ

「きゃっ」

なんかちっこい奴にぶつかった。

「あ、わりぃ、怪我ない?」

「あ、すいません。前みてなくて…怪我ないですか⁇」

いや、逆にこっちが聞いてんだけど…

「俺は大丈夫だけどお前は⁇」

「あ、私は全然大丈夫です!
すいませんでした」

その女はそれだけ言うと顔を赤くして走って行った。

「変な奴。」

それが俺とお前との出会いだった。